いのりは
どんなに
いのってもとどかず
つぶやく
こえは
せみしぐれにきえる
もうなんど
ひきさかれ
ちぎれただろう
きぼうがぜつぼうに
かわっただろう
こんどこそ
つよくなると
やくそくするは
だから
いまは
このてをにぎってて
またかいまくのあいずがひびく
しがたなくくりかえしをおどる
このせかいをつづるものがたり
しゅうまつはあなただけのために
ちいさく
いのりつづける
ただ
ただ
Â"しあわせにÂ"
のこされたみらいがもうすくなくても
たいせつなものをまもりとおしたい
そのためにはかみさまにさからうことも
まよわずいとうわずにつみをおかす
なつのせみのようにはかなくて
もうすぐわたしはしぬとしても
あなたのそばで
わらってほしい
しあわせをください
もういちど
はじめましょう
こんどはきっと
しあわせなけつまつをきたいして
せめてさいごの
そのときまで
ずっとやさしく
ほほえんでいられるように