みたされゆくやみよ
おちゆくともしびよ
やわらかなはだにおりたつ
ひとがのぬくもり
おとずれたひかりが
よわけをゆるしても
あなたにはみえないのでしょう
のぞんだゆきさき
ちいさなかたをだく
ゆるやかなこのかぜも
こころのまよいはのずきずに
さまよえるうたごえをただむやみにゆらすだけ
つめたいこおりのうえで
しょうじょはうたいつづけるだろう
おわらないおもいにみをまかせて
いまきみにことばはせつなひびくの
いきづくあすをまえに
しにゆくそらをまえに
ひざまずくにかつきににた
あなたのくびすじ
しんじることにつかれ
もとめることにおわれ
いらだちはかくせないまま
まどろむことだま
かなしいうみよゆく
あたたかなこのなみも
およいださきになにもないと
ちからつきてばなしたゆめをただながすだけ
きえないひかりのなかで
しょうじょはうたいつづけるだろう
とまらないいたみにみをゆだねて
いまきみにねがいはせつなとどくの
やみにさくこのはなを
しろいゆきがつつみ
まばゆいほどにうつくしく
うたたかのやすらぎがきみのむねのもとえととどく
つめたいこおりのうえで
しょうじょはうたいつづけるだろう
おわらないおもいにみをまかせて
いまきみにことばはせつなひびくの