しかくいそらにたってくちびるうごかす。だれのみみにもふさぐきかいが
すこしふしぜんになってまわりみわたせばはきつぶしたくつのあしおと
ならぶとしょかんにむしかいだれのぺーじをやぶいてすてた
くるしまぎれにきづけばじぶんもなかまになってる
しかくいそらにたってくちびるうごかす。じかんとよくぼうにしはいされては
きずだらけになってだれかにすがりつくよ...このまちはすこしまぶしすぎる
ねむり、ごまかそうとあたまのおくふかくながいくぎにうたれてはめをさますあさ
きづくと、まくらはぬれてる
てつのまちのなかただぼうぜんとひとり
きりよぞらにてをかさね、じぶんへうたをうたうよ
スライドしていくきたないあかりもゆっくりそのひをといかける
めいきゅうのよるはあけていく
しかくくそらかこってくちびるはだまる。ぼくのみみにはなにもきこえない
がいとうみあげれば、たまるちょうみたいにがいちゅう(むし)よりきれいにみえただけで
じぶん、ごまかそうとただへやにかくれてこうてつにからだをぎたい
にげることでしかありえないならばきえてしまいたい
てつのまちのなか、ただぼうぜんとひとりきりよぞらにてをかさね、じぶんへうたをうたうよ
スライドしていくきたないあかりもゆっくりそのひをといかける
めいきゅうのよるはふけていく
てつのぼくのなか、ひとしずくだけただあふれたじぇっとぶらっくのなみだはもうなにもそまることはない、もうなにもそまることはないから