ぼくときみ
まなつときみ
よぞらときみ
きおくのきみ
うつくしいはる
あたらしいなつ
またないよ
まなないで
みらいのきみ
みらいへゆく
わすれないで、なんてぼくらはいわない
あめのおとのなかに
なみおとがすこし
まざってきこえる
きみだけがそれを、わかるっていった
あの日、なんてことばでいつかかたるくらいなら
いまのぼくだけのものにして
きみにいますべてをつたえたいよ
じかんはとめたい
えいえんなんて、さいしょからいらない
わすれない
ぼーとので
ひかるときえ
あおいろすら
とうめいのあき
とけてゆくふゆ
いえないよ
きかないで
いつかのきみ
いつかのぼく
いえなかったことだけ、えいえんにのこる
ふゆのはなのなまえ
わすれてる、きみがおしえてくれたのに
もうきっとずっとわからないままだ
すきだ、なんてつたえてそれでえいえんのふりなんて
できないよ、きみは、できるの
きみとはなれても、わすれても
みらいへゆけると
おもえることが、ぼくたちのほうせき
ひざし
うみに、とうめいないしに、みらいなんてなくて
くりかえしてる
うつくしいこと、かなしいことを
くりかえしている、なみのかたち
こもれび
きみはきっとぼくをわすれてしまうけど
それでもみらいを、きれいだとおもうよ
きみにいますべてをつたえたいよ
じかんはとめたい
えいえんなんて、さいしょからいらない