きこえてくるのはとりのうた
いいえそれはもりのなきごえ
かがやいているのはつきのひかる
いいえそれはもえるほのおよ
かつて「かあさん」とよんだひと
だんろのなかではいえとかわり
あとのこった「はじまりのつみ
ぼくらのてでななつにわけた
しきよく」ははな
あくじき」はたね
ごうまん」はいし
しっと」はいずみ
たいだ」はかぜ
ごうよく」はつち
そして
ふんぬ」はもり
まいあがれななつのつみ
いつわりのははからうまれたけがれ
まわれまわれせかいよ
このあしきだいざい
きよめてよ
きんだんのかじつのてで
せかいにはなたれたななつのつみ
もりをまもるえるどのきは
すべてのかいしゅうをともにたのむ
たいくつしのぎになるならそれもかまわない
どうせじかんはむげんにあるし
わらうまどうし
あいするひとをうしない
だいじなものをこわしたそのはてに
あたえられたゆうきゅうは
かのじょにとってくうきょうでしかない
すべてをてにいれ
そしてうしなったまどうしは
なにをのぞむ
なにをもとめる
ときのはてに
ひとりのおんなからうまれではぐくまれ
ななつにさかれたつみのすとーりー
ときをこえるまじょのすいきょうなきまぐれ
もりからはじまるくろのすとーりー