あわいろのためいきはらせんをえがき
かぜにくるまるようにふかれて
おとのないかげったつきよにひとりこころうつされて
やみのなかをてさぐりでさがすきおくうかばせて
ほうをなでるなつかしいこえどこにかくれたの
たびかさねたことばがむじょうにくもえみえがくれ
はるのひはいくどもめぐって
さいてははかなくちりいそぐ
だきよせてかわしたやくそくは
いつのひにはなをほこらす
ただひざをかかえてすごすよあけまぶしくて
めをとじればよみがえるかおにとてもおくびょうで
せつなさからのがれるすべをみつけられないの
このおもいはかなうこともなくあすへてわたされ
はるのひはいくどもめぐって
さいてははかなくちりいそぐ
くうはくにうもれたらくじつが
くろいかげにとざされ
あわいろのためいきはらせんを
えがきかぜにふかれながら
こごらしにだかれねむる
あいのかがやきをいまゆりおこす
はるのひはいくどもめぐって
さいてははかなくちりいそぐ
ほほえみをともらす
あなたにもういちどあいたくて
あなたちかくにいてわたしのとなりにいて
こごえるからだをだきしめて
あわいろのためいきはらせんを
えがきかぜにふかれながら
こごらしにだかれねむる
あいのかがやきをいまゆりおこす
いとしさはあなたへのおもいを
かなでおわることをしらず
そのねいろのせてうたうことでしょう
わたしのいのちかれるまで
あのきのようにあなたを
やさしくつつんであげる
あのきのようにあなたを
わたしがそうえいえんに