そう時にはばまれ流れ流れて
口切れて迎えた終焉も
命を握る運命でさえも
心を変えられない
穏やかに舞う粉雪よまた
私の記憶解さないて
風に運ばれた春の色取りか
私を包み込む母の如く
懐かしい歌に揺らり揺られたら
静かに吐息浮かべ目を閉じるの
そう数えきれない痛みに打たれ
不揃いな足跡刻みつけ
意識は今も漂い続け
不思議と導かれる
幼い頃を抱きしめ歩く
目隠しのまま髪の指先を
最後の時を迎える朝に
頬を撫でるの沙羅双樹か
風に運ばれた春の色取りか
私を包み込む母の如く
懐かしい歌に揺らり揺られたら
静かに吐息浮かべ目を閉じるの
そして時は過ぎ不意に気づくでしょう
巡り巡り続ける楽園だと