あかりさざめくまちでほわばをあわせるように
かたをよせるこいびとたちをながめながら
しらずしらずのうちにひとりでさきをいそいだ
ぼくをいちごともせめずにめをふせたきみ
かさねたぬくもりにすこしあまえすぎて
きみのこどくきづきもしないで
そらからはなみだあめかなしみがつらなって
もうこれいじょうあるけないときみがこころをぬらすように
あめははらふりしてよこめできみをみていた
ふいにせなかをむけられるそんなきがして
どんなときでもそばでわらっていたけなげさに
いつもせをむけていたのはぼくだったのに
きみのてをつかんでつよくだきよせても
きっとこころにはふられない
そらからはなみだあめこうかいがつらなって
おさえきれずあふれだしたぼくのよわさをかくすように
そらからはなみだあめかなしみがつらなって
もうこれいじょうあけないときみがつぶやく
そらからはなみだあめふたりのこころもよう
もうかこにはもどれないとそっとさよならつげるように