やわらかいひだまり
かげろうがゆらめいて
やさしくひとみにふれる
ゆびのすきまからこぼれていく
あわくあのおだやかなひび
とぎれとぎれ
みみなりのようにあなたのこえがひびく
ねえかみをなでるあなたのゆびを
いまもさがしてしまう
あさいねむり
まどろみのそのあと
つきささるげんじつ
せかいがくるめく
どこにいるの
ひとりにしないで
いくらよんでもこたえはない
おちるようにときはすぎゆき
なにもかもゆめになる
あなたのこえがかぜにながされ
ゆめのそこへしずんでいく
はるかかなたゆめじのはてで
はかなくあなたがわらう