しわくちゃのしゃしんには
まぶしかったじかんと
よりそうぼくらがいたいほど
あざやかにやきつけられていて
はぐれたのはきっと
どちらのせいでもなくて
きがつけばきみはぼくの
なかにすみはじめた
かちまけだけじゃないなにかを
おしえてくれたリースがある
いっしょにはしったつめたいなつのあめ
あおいしぶきにかさなるざんぞう
みずぎわにうかべたかんじょう
よろこびやかなしみのきずさえ
つつみこんだやくそくのひかり
あきれるほどまっすぐに
はしりぬけたきせつを
さがしてまだぼくはいきてる
まちがいだらけのあのひびに
おとしたなみだとこたえを
むねいっぱいにかきあつめてもういちど
あのなつぞらあのかぜのむこうがわへ
きみというなのつばさで
ゆうなぎがみなもに
ならべたひつじぐものように
まだらのこころじゃきみの
こえにもきづかない
あきかぜがまだとおくなつの
おわりをまちわびているごろ
ぼくらのひとみにさいごのひがおちる
おいかけてもすれちがうかんじょう
ふりはらえはしないざんぞう
えらべないみちをめのまえに
たちつくしたせいしゅんのかげで
あきらめてもせをむけても
ごまかせないこころの
かじはいまもきみのりょうてに
かなわぬゆめをうかべても
しずまないゆうきのきらめき
このいっしゅんにかけてみたいさいごまで
はなさずににぎりつづけたねがいが
みちびくばしょをめざせ
しらずしらずに
せなかできいてたこえが
いまもまだぼくをふりむかせるたび
せつなくて
あきれるほどまっすぐに
はしりぬけたきせつを
さがしてまだぼくはいきてる
まちがいだらけのあのひびに
おとしたなみだとこたえを
むねいっぱいにかきあつめて
はぐれないようにとだきしめた
もういちどあのなつぞら
あのかぜのむこうがわへ
きみというなのつばさで
ぼくらがいたあのそらへ