きっとめぐりあわせた天使の本のきまぐれだよ
まがりかどであったみたいにふっとはじまってた
どうにもなんないきもち
たいせつすぎるからもてあます
さんぽみちでふいたすなかぜこころがはやってく
せつなさはぐらかすのにはなれてるのに
こんなときだけなみだがとめられないのはなぜだろう
あいまいなきせつだからこそ
かすかなてざわりこころでかんじて
かぎられたときをいきるから
たたんだつばさをいますぐひろげて
たとえにじがこわれてもそらはまっている
きっとからのなかではすべてだとおもっていたことも
ひとつそとにでればむげんにながれきえるかけら
こんなんじゃすぐにかこのくずになってしまうとあせるけど
やさしさによわさがとけだし ふいにあし がとまる
なみだをもてあそべるほどよゆうがない
こんどだけはこころをごまかすようなうそつけない
ときはもどらないだからこそ
ちいさなためいきこころでかんじて
かがやけるすなはゆめをみて
たたんだつばさにみなみかぜうけて
ながいたびのはじまりをくもにかたりだす
ここにしかないものを
ここからはじまるときを
こころのひとみにうつし
そしてすべてをかんじよう
ほこりまみれのつばさは
こうかいもきっとかてにする
いまだからそうこんないまだからこそ
あいまいなきせつだからこそ
たしかなかんどうこころにきざんで
かわれるあしたがあればこそ
たたんだつばさはそらをわすれない
たとえにじがこわれてもそらはまっている
それがちいさなはねでもかぜをだきしめて