やわらかなそのほほへとふれて
やさしいじかんにひたされていたい
もういちどあのうみへにもどり
ただなにごともなかったかのように
きみのこえにきづきもせずきせつはすぎさり
かたくおもいまくはおりたよ さよならもなくて
よぎせぬほどにかげをおとした
いろづくまえにつみとられたかじつ
ふいにこころをそめあげてゆく
まるでじかんがもどったかのように
きみはうれしそうにはしぎうみへにとけあい
まぶしすぎたひざしのなかをおよいでいった
いくらさいげつがすぎてもきおくはきざまれ
けしてきえずにぼくをなやます
ゆるされるのならほほえみかけてよ ゆるされるのなら
あのなつまであるいてなみだつすなはまへと かえろう
きみはうれしそうにはしぎうみへにとけあい
まぶしすぎたひざしのなかをおよいでいった
このみちをとおるたびにきみがつきささるよ
まるでむねからながれるように あふれだす