あの日うみにかえした
あのじつげつがみていた
ふるぼけたまちかど
たたずんでたきみがきえる

うまれてきたよろこび
にくしみまでうたってた
かぜにのってうみをわたる

こわくないふるえたうででいだく
いたみさえゆめのようにおぼえた

とおくあのうみにぼくたちはうかぶふねだ
ながされていくいのちにみをゆだねてた

あの日そらがひかった
あの日ちじがとまった
りくにはびきわたった
いのちたちのいきたあかし

あかてとんあり
あすななになりて

こわくないふるえたてをはなす
こころだけはとともにしずめてしまう

とおくあのうみにぼくたちはうかぶふねだ
ながされたひのゆれるまをたゆたってた

あの日うみはかえした
あの日きみがわらった
かわるせかいまわった
あたまのひをいだいてめぐれ