あかい いと ただ きみと
うつくしき おわりを
みずとぼえ しずみゆく えいきゅうの せつなに
くるしみも かなしみも ただ すぎてゆくなら
いま こころの おく ふかく ゆれる じょうねんに
なんと なづける
さよなら、すばらしき せかいよ
もう、いくよ
ほろくらい かげに むれ いきる いみが あるなら
こんな きげきに につかわしい まきぎれは まだ
このてには ないの でしょう
いまは ただ たびじの なかに
しかばねと おなじ ように はくしで あれたなら
つきよの ふちに みちびかれ
てとてを かさね もう いちど
ふかく ふかく いきも わすれ
ぼくら ひとつに なれた はず だった
あかい いと ただ きみの しりえぬ ものがたり
わかたれた うんめいでも
うつくしき おわりを まっている
さよなら、いとしい きみの かげよ
もう、いくよ
はじるべき かこに まみれ もがく いみが あるから
こんな きげきに につかわしい まきぎれを まだ
さがし さまようの だろう
いまは ただ たびじの はてに
めぐりあうまで