しにたいなら
そのいのちくださいな
きみよりもたからものにできる
げんじつからにげたいというのなら
かわをゆくふねでせなかおそう
いきているにくたいとは
なきわらいのうつわ
しかばねのなかあおいすな
ちもなみださえきえたいきるまぼろしのわたし
はらをくくることができないのなら
どうしますほかになにをくくる
あめもなくあかりもなく
ふこうへいなほしよ
きみはまたいうでもでもと
つかれるくらいひていてきないやいやなこころ
ねむれるほしはうつくしい
きみはまたいうでもでもと
ほねまでこおるれくいえむ
ひとのいたみをしらぬいきるしかばねのために