かわいたこがらしそよそよと
かわいたこのははひらひらと
あいまみえるひをまちながら
ときをかぞえあるく
つづることのはにいろどられ
あかくいろめきせつなにおどる
くれはいちまいてのひらに
すべりかたるは
やけたこきょうにわかれをつげて
このはのてにひかれはしりさる
まだみぬみらいへのふあんなど
かんじるいとまなどありもせず
かわいたこのははひらひらと
かわいたこがらしそよそよと
つないだてとてをはなさずに
ときをかぞえかける
あまねくひとのいのちせおい
そのちいさきてでなにをつむぐ
ほんのかすかなほころびに
しぬるこのせで
しんずるみちをただひたすらに
あゆむおまえのささえとなる
くれないのつるぎをたずさえて
このみこのはとふかれてゆこう
そよぐかぜとなり
てあまたのいやしとなり
いきとしいけるこのせのものへのおいかぜとなる
くれないおうごんにいろどられ
ゆれるきぎたちよこぎりながら
かれはともにみちずれにかけ
ぬけるこのはとつがいこがらし
こすれざざめくこのはともに
かけるいちじんのかぜともに
とどまることなくひたはしる
かわいたうたとつがいこがらし