ひかりとくらやみのように
はじめから
つめたいてつのてんびんの
うえだとわかっていた
もしどこかべつの
ばしょでめぐりあう
うんめいなら
なんどもおもった
ときのねは
なりやまなかった
うしなわれていった
かよわいそのおんどが
よどみはてたそらを
のぞんでいたいろにかえる
こたえのないぱずるだった
はじめから
ただしさにみをゆだねるか
すべてをあきらめるか
けんをふるうのも
ゆみをはなつのも
こわくない
それなのにふるえて
ためらっている
もとめるきぼうのゆめ
てをのばせばのばすほど
せんたくしはとがり
ざんこくなほどちかづく
きずだらけのそのてが
すくってくれたこのて
にぎっているのは
きみをたおすためのひかり
よわくとじたまぶた
せかいはきっとしらない
そのあすのわだちに
ちっていくやみよのかけら
すべておわったなら
きっとあいにこよう
うしなわれていった
かよわいそのおんどが
よどみはてたそらを
のぞんでいたいろにかえる