ちいさなかばん かかえこんで きょうもあるく
あとにのこるのは ああ
ゆめのあとか なみだのうみか
きもをさがして みちにまよって
どこにいるのかも わからなくたって
いのちのかぎり こえをからして
こどくをうたう ぼくはパッセンジャー
わけもなく いまはさけんでるだけ
すこしでもとおくへ
つたわればいいなんてね
こころのおくは ふかいもりでさまようたましい
ことばにするほど ああ
とおくとおく はなれる
てをとりあって だきしめあって
たしかさばかりもとめるけど
さめたほのおが むねをこがして
なさけないほど えいえんをいのってた
ふあんでしようがないんだ かたちないもの
つかんでも つかんでも にげていくようで
あしたぼくがきえたとして
きみはなくだろうか? ぼくをおもうだろうか?
さあ ひびけこえよ たからかに
このうたごえが きみにとどくまで
もしもねがいが
かなわなくたって かまわない
このたびじのおわりに
きみがわらっていてくれさえすれば
ちいさなかばん かかえこんで きょうもあるく
とおくにあさやけ ああ
ゆめだろうが まぼろしだろうが
いきをきらして かかとへらして
どこにいるのかも わからなくたって
いのちのかぎりに こえをからして
きみをもとめて うたうだけさ
よろこびかなしみ すべてかえるよ メロディに
きみをおもったひび きざみこむように
ありがとうも ごめんねも あきれるほど うたにするよ
いのちはてるまで ぼくはパッセンジャー
いきをきらして かかとへらして
いのちのかぎりに こえをからして