ゆびさきくりかえしにじむひびくざつおん
たましいあざむくばらのとげ
くらいげんうんにさそわれ
なくしたやすらぎもとめるさきに
みあげたそらあいのふかさにかけおちゆく
おぼろにいつわりをうかびたどるよいやみ
ひとみにやきつくおのがつみ
つづることばせつなのいのり
ゆめからさめてもまよいつづけて
むねにだいたときのはぐるまかけおちる
ああゆがんだしろいはざまで
あかくそまるあいのきずあといやさぬまま
とわへとかがわしくつづくあまいどくのかおり
このからだごとうばいとって
はなとなってまいちるいのち
くずれそうなえがおこころつぶしてまもりたくても
にどとはかなわぬねがい
からみついたあいのくさりにつたうなみだ