くれゆくまち
かじんだて
まっしろなといき
たよりないかお
まどにうつる
いつもどおりのみち
すれちがうひとたちが
かたよせたままわらう
このみぎてはからっぽの
ぽけっとのなか
ありきたりのことばじゃみたされない
めのまえにこたえはない
ぼくがほしいのはあのぬくもり
きみがいればなあ
あめあがりの
あすふぁるとから
にじみだしたきおく
ちいさなかんの
ぬくもりさえ
すぐにのみほしたんだ
ゆくあてなきこえが
まちなみにとけこんだ
せまいよぞらのすきまに
とおざかるおもい
ありきたりのことばじゃみたされない
そしてきみはここにいない
ひえきったからだをかかえ
きょうもいえじにむかう
ぼくのあるいてるみちのかげは
ぼくのあるいてるこのとなりにきみがいればなあ