ぼくのすべてだけじゃ
たりないんだたぶん
きりすぎたつめがいたいくらい
ぎゅっとてをにぎった

きみをおもうだけで
むねにとじこめてた
かぞえきれないきもちがいま
そらにのぼってく

きえそうなほしがみえる
きみのしせんたどった

みぎのかたとひだりのかた
はなれないようにならんでる
ちがうねがいおなじせつなさで
つたえたくてとどかなくて
こえにならないことばを
ぼくはだきしめているよ
ほしぞらのしたで

かわをわたってくる
かぜのなかかすかに
どこからかとおいまちのはなび
おとだけきこえた

わらわせようとして
はしゃいでみせたけど
きみはほんとうはなきたかった
わかっていたけど

ゆっくりとあるいてゆこう
いつもそばにいるから

みぎのほうとひだりのほう
かさなることなどないけれど
あたたかさはつらいほどわかる
かなえたくてかなわなくて
こわれそうなそのことばを
ぼくはまもりつづけるよ
ほしぞらのしたで

みぎのかたとひだりのかた
ためいきですこしゆれている
ちいさなゆめとおいねがいぼし
みつめないときえてしまう
かがやきのようなことばを
ぼくはだきしめているよ
ほしぞらのしたで