こうていのかたすみ
いっぴきのこいぬが
きょうしつをみあげて
だれかをさがしている
おだやかなごご
じゅぎょうちゅうもなんとなく
あなたのことかんがえてしまう
えんぴつがよこがおを
らくがきするように
ほかのくらすのだんしなのに
きになったのはいつからだろう
すれちがうそのたびに
きゅんとするのよ
まどのむこうにはあおぞら
めをほそめながらながめて
こころにまよいこんだ
あなたをおもってた
こうていのかたすみ
いっぴきのこいぬが
きょうしつをみあげて
だれかをさがしている
もしことばしゃべったら
なにをはなすのだろう
こいはどこからやってきて
ちかくをさまようものね
せんせいからあてられたとき
ちんぷんかんぷんこたえられなくて
あんびりいばぶるあきれられた
しゅうちゅうしなさい
さいんこさいんたんじぇんとより
ときめいているむねのおくの
そのこたえしりたいだけ
うわのそらになる
たいいくのじゅぎょうのせいとは
だれもむかんしんみたいで
ちいさなほうもんしゃに
こえさえかけないね
できるならかけより
このてにだきしめて
あたまをなでながら
ずっとそばにいたいよ
なにをしにきたのか
わたしにはつたわる
じぶんでもきづかないうちに
あなたにあいにきたのね
こうていのかたすみ
いっぴきのこいぬが
きょうしつをみあげて
だれかをさがしている
もしことばしゃべったら
なにをはなすのだろう
こいはどこからやってきて
ちかくをさまようものね