(せかいをすくいせきわんのえいゆうなきあとの
じゃしんがふういんされしちにまちをきずき
みずからけっかいのやくわりをはたし
ながきへいわへのいしずえとなす...)
(ほこりたかきみぎうでにきざまれしあかし
かのものたちのなはらいじんのたみ
でんしょうのなぞもんしょうのひみつ
しょうねんがえがくきせきらいじんのけいふ)
よわいものほどどとうをくみ
みがわりのひつじをさがす
あいをしらないおさなきひびは
やけたいしのいたみ
ひとりくちびるつぐんだまま
ひざをかかえてたえていた
あめもやどればいずれすぎさる
あらしもまたしっかり
されどかがやかざるしるし
ほんとうのつよさってなんだろう
さしだされたしょうじょのちいさなてが
とてもおおきくみえた
(もくしたままなにもかたらぬれきしのてのひらのうえで
であってしまったしょうねんとしょうじょのものがたり
じゅうねんのさいげつもいっせんのいかづちがごとく
すぎさってしまえばせつな
いま...くろのれきしがふたたびうごきさそうとしている...)
とおいそらみあげてこのむねをこがす
ふかぶのはかのじょのあいらしいえがおだけ
かなわぬおもいとしっていながら
うるわしのきみはなぜいちぞくのおさのむすめ
ぶぞくいちつよきもののもとへ
とつぐことさだめしはかえられぬたみのおきて
ああ...ちからなきこのうでじゃきみのことまもれない
おもいならだれにもまけないと
さけんでもそのことばむなしきもかぜにきえた
(きはみちようとしていたおさのむすめもことしでこんれいをさだめられしよわいじゅうろく
そのたんじょうのひがさしせまりいちぞくのもさたちはせってんのりをあげた
きはみちようとしていたじゃあくなるはどうがまちぜんたいをつつみこみ
そらみたちこめたるあぬんは「さんどめのあらし」のおとずれをつげようとしていた...)
ばさま...どうなされました?おばさま
おお...なんということじゃ!くろきろぶをまとめしものたちのかげがみえる
よげんしょうのしとやつらをふういんのしんおうへいかせてはならん
じゃしんのふういんをとこうとしておるのじゃ
いまやらいじんさまのちもうすれわれらにあつかうちいさきいかづちのみに
ああおそろしいや!てんちをゆるがすきょうだいなちからじゃ!くるぞ...ああくるぞ
(ちをわるほうこうてんをさくそうがれっかのごとくもえさかるろくついのつばさ
あんこくをやどしたひとみにみいられただけで
ゆうもうなるせんしがつぎつぎたおれていた...)
(ああ...にんげんはかみのまえではかくもむりょくなものなのだろうか
だれもがふかいぜつぼうにのまれかけていたそのとき
ひときはまばゆいせんこうがちからなきせいねんのからだをつらぬいた...)
めざめよ...ゆうかんなみぎうでをもつものよ
ちょっけいのちからをうけつぎしものよ
かつてわたしはやつをふういんせしおりいかづちのやりをはなったがゆえみぎうでをうしなった
いまそのちからをかいほうすればみぎうではおろかぜんしんがふきとぶやもしれぬ
おぬしにそのかくごがあるか
ならばいまこそめざめよ「らいじんの右手」よ
ひとりではたえきれぬちからでもきっと
ふたりならだいじょうぶわたしはしんじる
あぬんをつらぬくいかづちあの日であったしょうねんとしょうじょは
いま...ふたつのしるしかさねあわせてかがやけるときをつむぐ
ちゃん...ねえ...おばあちゃん...おばあちゃんったら
どうしたの?それからおはなしどうなったの
おお..そうだったね...ごめんよ
そのあとらいじんさまがじゃしんをやっつけたんだよね?ね
さてどうだったかね...むかしのはなしだからもうわすれちゃったね
え...そんなのずるいよ
(...そういってほほえんだそぼのめはとてもやさしいいろをしていた
そのときのことはいまでもいんしょうぶかくおぼえている
わたしはしんじているのだらいじんのけいふはとだえていないのだと...)
(うけつがれるもの...うけつがれざるもの
あぬんをつらぬくひかりをつぶさにうけ...そのはくあははたばいてゆく...)