殴る嬲る蹴る舐ぶる眠る
食べる荒れるフィードバック
掏れる群れる濡れる事で価値を図る存在
流れに背く者は消える
この街は悪辣
誰か叫び
この霹靂 独房の 外の世界へと
誘え
そしてここから先に愛は無い
今悲しみすら君の胸で知って
白濁色に染まれば 灰と化す
ただ自らその欲によりて殴りつけるブラックジャック
アルカトラスの中でしか息の出来ぬ存在
部屋中漂うアンモニア
快楽の欠落
もはや奴らに言は夏炉冬扇
儚い願いは届かぬまま散って
二つのピース似合うは狂い顔
この先も此処に救いは無いだろう
救いの主が訪れても
生まれた事の意味を問いただす
私はただ穴を埋められる存在
その身が持てる価値すら まだ知らないまま
もうすぐ私は骸と成る
烏たちは絶頂の中でイって
街の外の世界すら知らぬまま