なにもないきゅうじつひるさがり
きんじょのこうえんさんぽしてる
べんちにすわってるおじいさんの
ふるぼけたラジオからわすれてたメロディ
とつぜんよみがえるあのころのひび
ほうかごのかせんしきふたりびみょうなきょり
ふきょうにきみがうたってたうた
ぼくはそれがとてもすきだったんだよ
いつしかきみがいないまちになれた
すてずにいたてがみもなくしてしまったよ
もしもいまのきみとぐうぜんであったら
むかしのはなしでわらってすこしだけすこしだけ
こっそりなくんだろうな
やきゅうぶかえりのおとこのこ
ふんすいでまちあわせのおんなのこ
あのころにいまのぼくがもどったなら
ふたりてをつないでここにいたのにな
きっとこんなきもちもあすにはぜんぶ
きえてしまうくせにラジオはつぎのきょくながす
もしもいまのきみとぐうぜんであったら
かぜのうわさでいつかきた
すてきなだんなさんのはなしも
すこしだけ
もしも、もしもきみが
ぐうぜんこのこうえんに
こどもといっしょにあそびにきたら
きっとぼくはわらってぼくは
きみににてるってゆうよ