ぼやけてなにもみえないけだるいくうきのなかで
ただたたずんでるみょうにふけたぼくがいました
いつもとおなじこのじかんにいつもとおなじこのばしょ
いつもとかわらないきれいなままのきみにあえるきがして
たとえばぼくがなにをしてもきみはべつのばしょをみているよ
ひとみにうつらないぼくはいつもただくやしいきもちのこして
どこにもいかないでほしいだけなのに
きみはめいわくそうなかおでほほえんでいました
かぜがつよくてきみのことをまっすぐにみつめられません
いわれなくてもわかっていたよ。さよならでしょう
きみがだれかほかのひととなんかをしているところをみたよ
ぼくはとてもかなしいきもちおしころしてほほえんでいたよ
きみはそれをかくしたようにいじわるなえみをうかべ
しろいほほをまっかにそめてただしたをみつめていました
ただきみにふれていたいだけなのに
きがつけばいつもとおなじあさがそこにありました
またいつもとかわらぬけだるいさだめをくりかえしている
ただまいばんきみにあえるのをたのしみにしながら
ぼくはくすりをかいました、ぐっすりねむれるように
ベッドのうえそれをのみほしてとわのねむりにつきました