しねんのなかたたずむこうじょう
かすかなといきあまおとにきえ
からんをよぶこのちのさだめ
きょうえんははるかとおく
こうれんされししたいふるえ
らいこうがひとみてらす
わたしはかごのなかのひなりゅう
かれはてたこえでないてもいましめをやきつくせない
うけつがれしちからがよみがえるのなら
くちびるあげるのはだれやみのなかで
わたしはなぜここにいるの
もとめられるものをあたえることすらできずくちるの
そんざいすることのざいごうのはて
わたしはかごのなかのひなりゅう
ときはなたれるときをまちつづけて
もがれたつばさまたはえはばたけるのなら
すべてをきりさきとぶの
いばらのもりなぎはらうたび
おもいだすのあの