かえるはかさのさきをにげるように
いつもどおりのかえりみちだよ
きのうとちがうのはきみのかさがない
ひとりきりのかえりみちだよ
あめあがりの
においにとけていた
'どうしてもどうしても
わすれられないだろう
サンダルのしょうねんとひにやけたきおくが
かくしてるのは
それじゃかえろうか
ほうかごにまたあおう
なぞなぞのこたえはまたあした
かんがえてみてね'
きみのかさにかわりあらわれて
ぼくになぞをといてくるのは
あめのひかえりみちにだけついてくる
みどりのかみのおんなのこ
あめにまぎれ
ぼくにはみえていた
'どうしてもどうしても
おもいだせないのは
はんそでのしょうねんがせおうにはとうてい
いたすぎるから
だからかりたのよ
ぼうやのきおくを
なぞなぞのこたえはまたあした
かんがえてみてね'
かえるはかさのさきをにげるように
もしかしてぼくはたいせつなことをわすれているのか
'どうしたらどうしたら
すくえるといわれるだろう
きがついたしょうねんににじりよるしんじつ(まこと)が
てりつけている
あめはないていた
もうまもれないのよ
なぞなぞのこたえをかえしたら
あまこはさよならだよ'