きみはせかいをすくう
えいゆうになろうときめた
まだとしはもいかず
しょうねんなのにどうやって
でもきみはないちえを
しぼってかんがえた
けんじんとよばれるひとをあつめよう
あるときは
かざんにくらすまほうつかいに
あるときは
がらすのむこうのけんきゅうしゃに
あるときは
なんこうふらくのしろのおうに
あるときは
むてきとされるおんなせんしに
なんぜんまんきろの道をきみはあるいた
でもきみはただわかい
たびびとでしかなかった
けっきょくだれもあつまってはくれなかった
でもあるきつづけるきみにこうとく
あるひとは
きぼうのふねをみつけてそらへと
あるひとは
しけいするひととたすけあったと
あるひとは
わすれたえがおをとりもどしたと
あるひとは
ほんとのはなをさかせてみたと
すこしたくましくなったきみは
むりょくなことをさとった
えいゆうなんてもいい
せめてえがおをおくろうときめた
あるひは
どうけしのかっこうをしておどった
あるひは
かみしばいをつくってきかせた
でもわらってくれるのは
こどもたちばかりで
でもきみはこどもたちの
りっぱなひーろー
ぼくはすきだよ