つめたいうそをついて
こころこうらせてしまうくらい
やさしいめをしないで
せめてはかないキスでおわらせて
こどもじゃないから
もうなにもおしえてくれなくてもいい
あいまいなかんじょうがあふれ
こきゅうができない
ねえどうしてねえどうしてあなたはいないの
なんどもなんどもひとりさけんで
なにももうなにもほかにはいらない
あなたのこころがてにいれられるなら
かたちのないものをほしがるなんて
わたしらしくないのにね
きえないきずのような
あまくくるしいきおく
はげしいいたみさえも
あなたにむすびついてしまうから
こころのすきまを
みたしてくれるものをもとめていた
げんじつとくうそうのあいだで
もがいてさまよう
ねえわからないの
まだほんとうのことが
どんなにそうどんなにきずついてもかまわないから
きかせてよ
ねえどうしてねえどうしてあなたはいないの
なんどもなんどもひとりさけんで
なにももうなにもほかにはいらない
あなたのこころがてにいれられるなら
かたちのないものをほしがるなんて
わたしらしくないのにね