あなたのうみをただよいながら
ひかりがゆれるみなもをみてた

きこえるこえにみみをすましって
みずのうごきにこのみをゆだねた

ああ
あさいねむりからよびもどすこえは
めまいとともにひろがる
はもんになる

やわらかなじかんだけ
ゆるやかにすぎてゆく
さびしさもむなしさも
なにもない

つつみこむようなあの日のにおい
このままここでねむりつづけたい

ああ
なみまをさまようかいがらのように
はまべにうちよせられた
ゆめをみてる

ちかくなるちかくなる
そらをかんじてる
げんじつかまぼろしか
わからない

ああ
あなたがのこしたぼくはいきている
ここにいてはいけないと
きづきはじめて

あなたのうみからよびもどすこえが
めまいとともにひろがる
ひかりになる