なげきなかべはつみあげられて
おろかなかみはたてもつられる
いきるはどくはいきゅうのくるしみを
のみほすすべをだれがさずけよう
たいようにすむというけんじゃのわし
わはきだけがこだまする
このふたつのめにやどった
やみとひかりそのどっちで
ぼくはあしたを
みつめるべきなのだろう
かわききったがれきのまち
てんとせんをつなぎあわせ
いみなどないことばかり
あふれてゆく
ほののごときこどく
だくからだしずめては
あんきょへとしたたってくしずく
かかげるどくはいこのせいはみちても
こがれるしのゆめはながれつく
とりでにくいこむつめこうこうのわし
わはきだけまいあがる
あのそうきゅうにたけいにしてくれたまえ
てんとちがますぶばしょにぼくはたつ
かじつのようなきおくたちは
かかれただれぬけからだけ
あの日のたましは
どこへいったのだろう
つめたいはだよせてふれて
むねのきずときずをあわせ
ふたたびたどるべきちず
ここにきざむ
せかいはみえぬつばさ
そのかげにかくされて
じゅんぱくのひとはいとめよ
いきるはしゅうはいくちうつしのけらく
かわくわらいもいきもたえたえに
まぐわいあうなぐさみのてのひらに
むなしさだけがふくらんで
ああぎょくさいとうつくしくちりゆくらなば
こうこつのさきにはまだきみがいる
なげきなかべはつきくずされて
おろかなたみはみなごろされる
いきるはどくはいあいするかなしみを
のみほすすべをだれがさずけよう
げっかにねむるというしずかなわし
なきこえだけまいおりて
かかげるしゅうはいわがせいはみちても
はかないしのゆうぎははてもなく
とりでにくいこむつめこうこうのわし
わはきだけがまいあがる
あのそうきゅうにたけいにしてくれたまえ
つみとばつをうむときをぼくはみる