文句を言っているうちに
一年が終わってしまったら
悲しみさえも湧いてこないでしょう
上手な話をしてるうちに
人生が終わってしまったら
憎しみさえも湧いてこないでしょう
無意味なことは一つもないけれど
昨日抜けたサイダみたいなのも嫌だ
弾けるような余韻の真ん中で
最後の一日を迎えたい

振り絞るように行かなければ
命は使い切らなければ
愛なら伝え抜いて行かなければ
抜け殻のような日々をただ
月破るように

結局のところ
絶望の檻に縛り付けてたのは
他の誰でもない僕自身だろう
結局のところ
後悔に迷い生ませてたのは
他の誰でもない僕自身だよ
悲しくて歌い始めた日のこと
嬉しくて歌い続けた日のこと

向き合ってくれるあなたがいること
いつか歌い終える日が来ること
揺りかごの中で見た夢と
最後の光を繋げる
形にはならない優鬱だとかを
粉々にできる音を咲かせるように

どんな生き物も始まりと終わり
二つの間で過去と未来を持ち
今だけを生きる過去には生きられず
未来は曖昧で今だけを生きる
ただ良くなるように
ただ良くなるように

いつかは散るものと知ってた
それでも咲きたいと願った
人の夢が儚いのだとすれば
その通りなのかもしれない
ただどこまでなのかと聞かれれば
どこまでもなのだと答える
心臓が命を打ち鳴らす限り
吹雪のような苦悩をただ
かき分けるように

嬉しくて歌い続けてきたこと
向き合ってくれるあなたがいる今日