あわくゆらめくひかり
とおくみつめながら
いみをもたないいのり
ふかくふかくしずめた
そのてにある
なにがだいいち
えらべないわせんたくがい
たったひとつまもれるなら
ねえ、なにをえらぶ
だれもみていない
だれもしらない
あかくからまったせん
ぼくはみせあい
ぼくはいわない
さびたはさみでかむ
なんでもないとわらうくちで
いたみをかみしめた
ひとはもろくすぐにゆがむ
らくなほうえににげたがる
まよわぬほどつよい
ひとにいつかなりたいなあ
だれもせめない
だれもしらない
こわれかけのはこにわ
きみはみせない
きみはいわない
さびたかぎでとざす
なんでもないとわらうくちは
いたみをかくしていた
できそこないほほえみあう
あわせかがみのせかい
ぼくはみせない
きみはいわない
たしかにちがういたみ
なんにもきづかないふりで
わらいごえにした