いとをひくのがだれなのか
そんなことはしらない
いとがつながるゆびさきが
あやつるままうごく
いつからだろう
じぶんのあしで
あるきたいとおもった
みぎへひだりへしたがうままに
むひょうじょうできょうもおどる
うえからしたへうなずくばかり
さからえないまりおねっと
いとがきしんでほつれても
やすむひまはなくて
じゃくしゃをしばるからくりに
はまってからきづく
ほんのすこし
さからうだけで
こわせるはずきっと
いとのきれたいあやつりにんぎょう
ちからなくこうべをたれる
まえもうしろもみちなきみちで
にげだせないまりおねっと
さびれたしがらみにてあしをしばられて
もがけばもがくほどにがんじがらめ
みぎへひだりへしたがうままに
むひょうじょうできょうもおどる
うえからしたへうなずくばかり
さからえないまりおねっと