ことりたちのうた まどにうつるこもれび
きょうというひのはじまり
もりとみずにかこまれよりそっていきる
ちいさなむらのにちじょう
あさつゆにくつをぬらしながら
しょうじょはもりのおくへすすむ
しずかにきりにつつまれしみずうみにわ
いむべきのろいのつたえ
"しごとがすんだらまっすぐにおかえり\"と
はははいつもくりかえす
きゅうにとじこめたふかいきりに
しょうじょはふりむきいきをのむ
むこうきしにかすんでたたずむひとかげ
とおきひになくしたはずのじじのすがた
てをのばしてとどくならもういちどあいたい
またあのころのようにやさしくなをよんで
よいやみのなかひとりもりへとむかうは
まぼろしにとらわれたむくなしろいはな