まふゆのうみべにうつった
しろくとうめいなつきが
くらげにみえたふしぎなよるでした
なんどひきさかれても
とおざかってもつながったままの
ふたりをつつむまぶたの奥のうちゅう
ほしくずのなか
ちりばめられたこころがふたつ
あいのやみをかけぬけてく
おもいりゅうせいになり
ながれていくよ
きみのそばまできえるまえに
ぼくたちはおなじせいざだとしんじて
きみよりきれいなひとでも
きみよりやさしいひとでも
きみにはなれないんだもうだれも
つかめないまぼろしを
だきしめたむねをさすいたみが
いんりょくのようにふたりひきよせあう
まだきみのなかとじこめられた
いくつものまよいは
ぼくのなかで
もやしつくせるだからもう
こわがらずにあずけてほしい
きみのうそにきづくのは
ちいさなひとみがみひらくからでも
すなおさにまだきづけないまま
ほしくずのなか
ちりばめられたこころがふたつ
あいのやみをかけぬけてく
おもいりゅうせいになり
ながれていくよ
きみのそばまできえるまえに
ぼくたちはおなじせいざだと
しんじてるから