このむねにもういちどしずみいくあいささげて
ひかれあうようにまわりはじめたつづりてのないものがたり
うつろなげんじつとせめあう
とじたとびらひびくついおくのしらべ
あいまいなきょうかいせんこわしてひとりかかげたりそうは
とおくゆうやみにうかびあがるたしかなつみのきおくかくせいのとき
あらたなるまくあけにかけめぐるちのしょうどう
いさいにみちたあらしのよるにとらわれるゆうわく
あまくのこされたはいとくにおぼれたまま
こころをとかすびしょううかべてあがないとつみのかてを
ためらいまよいよわさうつしだす
いのちのしょうどうかれはててくずれおちる
おわりのみにあらいかいきにひとりこどくになげいて
おそれにげだそうとするほどにながれるつみのしずくときはなて
りんとしたよこがおにかさなりあったげんそう
おびえるこころふるいたたせてむかいあうしんじつ
もとめられるならすべてをさしだしてでも
つらぬきとうすかくしんはまたこのてにつみをかさねる
みるもあわれなちょうのはねばたきだれのためでもないこのせかい
まるでむじゃきなこどもみたいにただねがいだけつないで
ああこころごとだきしめて
ひとみをとざしたままねむりつづけるひめぎみ
このみをこがすだんざいのこえいたみさえいとしい
いくせんのたびじをのりこえてとどけにきた
うんめいさえもじゃまはさせないふたりだけのけつまつ
ぜつぼうわかちあえたらのぞむすべてをみらいとひきかえに
かげにのまれたゆめのささやきゆれごいてるせつなのいのり
わきあがるのはさめたつぐないただえがおだけほしくて
ああこころごとだきしめて