このむかいかぜをてにつかんだら
あのひかりのさすむこうがわへ
もうずいぶんあるいてきたのに
ちっともけしきはかわりやしあい
このおもたいにもつのせいだ
もういやなってざわりこんで
ひとびとがとおりすぎてくのを
みおくってはひざをかかえて
つめをかんでまっているの
なんてほんとうはもうまっぴら
このたかいかべなんてもうけりとばしたら
もうなんどでもそうなんかいでも
はねをひろげてばたすかせてみるの
ころげおちてもつまずいても
もういましかないっていいきかせながら
このむかいかぜをてにつかんだら
あのひかりのさすむこうがわへ
ずっとずっとめをそらしていた
かばんのなかみをひとつひとつ
こわがらずにあけはなったら
すべてにありがとうをつげて
そのがらくただらけのにもつを
ひとつのこらずうにぬぎすてたら
おしつぶされてしおれてた
せなかのはねがひろがってきた
もうなにもこわくはない
もうひとりじゃない
そういっしゅんでももういちびょうでも
かぜをつかんだらそこはもうじゆうのせかい
うまれたてのはねをひろげ
うまれたてのたましいでもっととぶの
すべてのものをりょうてにだきしめていこう
もうなんどでもそうなんかいでも
あのひかりをめざしていまとぶの
きずだらけでもどろだらけでも
こえはりあげあいのうたうたうの
そういっしゅんでももういちびょうでも
かぜをつかんだらそこはもうじゆうのせかい
うまれたてのはねをひろげ
うまれたてのたましいでもっととぶの
ほらあのくもりぞらをつきぬけ
このむかいかぜをてにつかんだら
あのひかりのさすむこう