もういかなくちゃ
そういうきみを
ひきとめられないぼくのよわさ
かぜにゆれてる
ことばはきっと
きみにとどかずにきえるでしょう
バイトのかえりみちでかたりあい
きみとむかえるあさも知ったけど
あるひきみがなきそうなかおで
こきょうにかえらなきゃいけない
それをきいてぼくはわずかなひを
たからものにしようとちかった
いけなかったねそういうばしょが
なくなるくらいどこでもいった
おもいでという
かせきにきみが
なっていくのがこわかったんだ
ちいさなばっくもってきみがいま
こきょうにむかうげーとにきえる
にどとにどとふりかえらないのは
きみのさいごのやさしさで
ぼくときみのみにきいものがたり
ゆめのままでいまおわった
わすれていくことを
おとなというならば
このままなりたくない
ずっとわすれない
ぼくときみがたしかにいきたひび
なにもそれにかわらないよ
だからぼくのむねであの日は
いろあせないままひかるほうせき
にどとにどとふりかえらないのは
きみのさいごのやさしさで
ぼくときみのみにきいものがたり
ゆめのままでいまおわった