朽ちた光 色褪せた町
誰もいない 商店街で
掛け違えた ボタンが一つ
目を瞑れば 永遠の夢
冷たい朝日 大地が軋む
君の掌 まだ暖かく
星の隅で 描く未来
散らかった部屋 目覚ましの音
溶けるはずの 雪を見ていた
虚ろな目は過去を見ていた
読めない文字の 錆びた駅から
水平じゃない 線路が伸びて
忘れたままの 傘と自転車
鍵かけたまま 懐かしい日々
誰一人悪くはないのに
手で触れたまま 崩れてしまう
冷たい朝日 大地が軋む
君の掌 まだ暖かく
星の隅で 描く未来
散らかった部屋 目覚ましの音
空き地に咲く 新たな命
君の影が 通り過ぎてく
流れる雲 もう戻らずに
目を瞑れば 永遠の夢