[あなたのことが好きです]と
まっかな恋の花束を
わたしてくる君のことを
うそみたいな顔して眺めてた
人の考えることなんて
到底理解はできなくて
与えられたこの現実を
ただただ貪り食らうだけ
君のその柔らかそうな
胸と口と指を使って
君の思う愛とやらを
わかるように教えてよ
俺のことが好きなら
言う通りにできるよね
気持ちいいところすべて
ちゃんとハークしておいてね
上手に加えられたら
悪いようにはしないであげる
[あなたのことしか見えない]と
むせるほど恋ラブレターは
一度読んだらシュレッダーへ
燃えゴミの日に捨てるだけ
君のその自分勝手な
腕と足と声を縛って
ちぐはぐに聞かされたものを
目の前で逃してやるよ
俺のことが好きなら
抵抗なんてしないでね
少し苦いけどすべて
残らず飲んでくれるよね
上手に生かせられたら
君を少しは愛せるのかな
なぜだろう君のぬくもりが
心身体満たしていく
ぐりぐり中をかき回して
月の向こうまでいっちゃって
俺のことが好きなら
言う通りにできるよね
気持ちいいところすべて
ちゃんとハークしておいてね
俺のことが好きなら
抵抗なんてしないでね
少し苦いけどすべて
残らず飲んでくれるよね
いいなりの関係になっていたのは
俺の方だった