エンドロールは見れなくて
足早に去っていく
綺麗なものだけを残していくには
辛すぎるほど
君を想っていた
本当は最後を君と
確かな思いを言葉にできないまま
香りを残した頬をなでるそよ風
あのとき君に伝えそびれた
「愛してるよ」
僕は君を
不器用な二人が
手繰り寄せた手と手
温かさ冷たさ
教えてくれたから
最初で最後の
刻まれた記憶
本当は最後を君と
初めてばかりが僕を不安にさせた
叶わない夢のよう綻んだ横顔
いつかは君に伝えに行くよ
「愛していた」
ずっと君を
春、夏、秋、冬
幸せを願う
ハッピーエンドが好きな
君のために
確かな思いを言葉にできないまま
香りを残した頬をなでるそよ風
あのとき 君に伝えそびれた
「愛してるよ」