うまれてきたきおくは
やわらかなこどうにくつまれ
ははにだかれてねむってた
のこされたたましいは
めざめのないやみをさまよう
つらいことばかりだったね
おさないおもいでは
えがおもちのうみに
にどとかえらぬちちのぬくもり
このいのりとどくなら
ああ、まもりたかった
いまもひとりでいるのか
つらくあたることしか
できずに泣かせてばかりもう
これでおわりになるのかな
やりなおせるならば
やさしくだきしめて
きみのかなしみいたみすべてを
つつみたいそれだけを
ああ、そばにいたかった
いまもひとりでいるの
とげのようなあかいつきよにきみをだいた
いつかだれかがくれたこもりうたがきこえる
しんじる、それだけができないことだという
にどときずつけたりはけしてしないからあ
うすれていくいしきのなかできみがわらう
いますぐそこへゆくとひとりにはさせないもう
あかくそめられたむねこどうがいまとまる
やさしくなれるのかなこのいのちとひきかえに