あいするものを
まもりぬくため
ぼくらはいのちを
なげだせるだろうか
このてににぎる
へいわというなの
けんをかざして
たたかうのだろうか
うまれくるまえのわれ
それはいまここに
ねむるみたまか
ましろきはとが
まいおりるたび
さわぐこずえのま
まひるのつき
まよえるこみち
たどりついたちで
とおいあにのような
こえをきく
Aaきみわれのかわりいきよと
こうべをたれて
いのりつづける
おいしいひとのせいに
ゆらいだかげろう
おわりなきかなしみを
つつみいだくのは
だれがまなざしか
せみしぐれだけが
ふりそそぐひの
まばゆいそらの
あおさがしみる
さまようこころ
よびもどしたちに
やさしいあねのような
うたをきく
ああきみしにたもうことなかれと
ましろきはとが
とびたっていく
つばさのさきの
ひかりにむかい
わすれることなき
なみだのかわの
はてないながれを
ひとはわたり
いきるはかなしさ
いきるとうとさを
めぐるときのなか
ぼくらはしる
まよえるこみち
たどりついたちで
とおいあにのような
こえをきく
Aaきみよおのがためつよくあれ