とうきょうにはじめて
ゆきがふったひに
きみはこのへや
でていった
はじあいだまちに
ふじぜんだったね
あたしひとりがないていた
せなかごごしにきこえた
ありがとうが
きえなくて
だいすきだよっていいたいのに
だいじょうぶだよってくりかえした
このへやでおきたすべてのこと
はんぶんこにしてきみはった
まどからみてた
あるいてくとこ
みきがさがした
ふたりのへや
かんかをしたながら
えらんだカーテン
ブルーとピンクの
はぶらしも
いかないでがいえてたら
きみのまえでなけてたら
いってくるねって
くりかえって
てをふるきみはもういなくて
このへやでおきたすべてのこと
はんぶんこにしてきみはった
とおざかるきみみえなくなって
あたしがかかわれないみらいへ
むずらしくむねをさびしくさせた
ないてゆれてきめた
ここをはなれれこと
さよなら
もうあえなくなるけど
しあわせだったよね
ふるしきるゆきあめにかわる
あの日とおなじ
はじあいだみち
きみとすこしたへやをはなれ
きみのしらないばしょへいこう
もうすぐこのあめもあがってゆきをとかしきえるだろう
かなわないふたりのやくそくも