はげしいかぜをうけながらそれでもさきへとすすむ
にげていてはこえられぬじょうへきがある
きみのひざがわらってもぼくはそれをわらわない
むかうもののつよさをしっているから
なれなれしくやつがいうおれたちともだちだろ?などと
ざれごとでちかづきこころのおくのせきをしめる
あめにうたれながらそれでもさきへとすすむ
だれにだってさけられぬたたかいがある
ぼくのひざがわらってもきみはそれをわらわない
ほんとうのいみのゆうきをしっていたから
かおのないやみがいうだれよりあいしてるぜ!などと
ざれごとでまどわしぬるまゆにしばりつけてしずめる
やつのなは[きょうふ]だれのなかにもすまう
あきらめることになれないでたちむかえ
おそれることをしらないそれがゆうきではなく
おそれてなおにげないことそれがほんとうのゆうき
おそれることをしらないことそれがつよさではなくて
おそれるものにうちかつことそれがほんとうのつよさ
きみとであったぼくはつよくなれる
こわいのはいだ
こわいのはいだ
いたいのはいだ
いたいのはいだ
さむいのはいだ
さむいのはいだ
つらいのはいだ
だれだってはいだ
ひどいのはいだ
ひどいのはいだ
むごいのはいだ
むごいのはいだ
くらいのはいだ
くらいのはいだ
よわいのはいだ
ほんとうにもうはいだ
かなしいのも
さびしいのも
くるしいのも
むなしのも
うしなうことやうばわれることこうかいをかぞえてもきりがない
まもれなかったとおいやくそくはたすためにぼくらはやってきた
おそれることをしらないそれがゆうきではなく
おそれてなおにげないことそれがほんとうのゆうき
おそれることをしらないことそれがつよさではなくて
おそれるものにうちかつことそれがほんとうのつよさ
きみとであったぼくはつよくなれた
よわいこころにたちむかうことふじょうりとなげいてもきりがない
まもれなかったちいさなひかりきみのぶんまでぼくはいきてゆく