しなりおどおりの恋は
もうすぐ終わりを迎える
観客は誰もいない
孤独なステージの上
僕に与えられたのは
嫌われ者の悪役で
君と結ばれる人は
僕じゃない他の誰か
立ちすくむ二人の影
スポットライトが照らす
決められたセリフ通り
僕はさよならを告げる
慰めの言葉 どれだけ並べたって
結末はもう変わりはしないし
ちゃんと君が大嫌いになれるように
最低最悪の僕を演じるよ
BGMが終わる頃
ステージは暗闇に包まれてく
君を一人舞台に置き去りにして
振り返ることなく立ち去る
もう二度と顔も見たくないってくらいに
最低最悪な僕になれたかな
ゆっくりと幕が降りる