かぜがまいあげたひとひらのはね
すなのうなばらをかけて
たかくこをえがくひかるきせきは
あらたなるたびへいざなう
ひとつのおわりはひとつのはじまりと
ささやくかぜはいま
はるかなちへとびたつ
かけゆくかぜをおえ
まだみぬあすをおえ
つばさよそらにとどけ
よるをぬけて
ほどけゆくときのながれをのぼり
くもいのなみまをわたる
にじのいろまとうひかりのいさな
こらはみなてんのおとしご
きずつきかわいたせかいにあまみつる
めがみのりょうてから
めぐみのあめそそげや
あけゆくよるのこえ
ひびけよいのりのこえ
おもいはくおんのほし
やみをてらせ
たどったふるいちず
みあげるそらのちず
つばさよてんにとどけ
かぜをこえて