天幕がきらぼしをのみこむ
音楽死のかきならすパレードのメロディー
天地がさかさまにまいおどる
銀月がふちどったピストにまねかれた
虹色の雨がぬらす舞台へとおどるように
さりきわにみせた君の顔がはなれない
箱の中できえゆく君の悲哀
拍手できこえないもう二度と
終幕をかざった二人のばつろ
見たものすべてはそうただのトリックさ
あわれむようでさげすんだ無数の目と
あざけるような感性がうずをまいて僕をひきこむ
どこまでもおろかな人の波で
何度もおぼれてしずんでいく
とけないかもくのループにつられ
とどかないここにはもう誰も
箱の中できえゆく君の悲哀
拍手できこえないもう二度と
終幕をかざった二人のばつろ
見たものすべてはそうただのトリックさ